アルゼンチン裁判所、ミン・アウン・フライン氏やソー・ウィン氏を含む23人のミャンマー軍高官に逮捕状を発行
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アルゼンチン裁判所、ミン・アウン・フライン氏やソー・ウィン氏を含む23人のミャンマー軍高官に逮捕状を発行
英国を拠点とする「ビルマ・ロヒンギャ協会(BROUK)」の発表によると、アルゼンチンの裁判所は2月13日、ロヒンギャ民族に対するジェノサイドへの関与を理由に、ミャンマー軍事政権の指導者ミン・アウン・フライン氏やソー・ウィン氏を含む23人の軍高官に対して逮捕状を発行した。
この逮捕状は、ロヒンギャに対する大量虐殺に関与したとして、これらの軍高官を法的責任に問うものとなる。
「歴史的な判決」との評価
ビルマ・ロヒンギャ協会の代表であるトゥン・キン氏は、この決定を「歴史的な正義への一歩」と評価し、次のように述べた。
「これはロヒンギャの人々にとってだけでなく、ミャンマー軍事政権の支配下で苦しむすべての市民にとっても画期的な瞬間です。ミン・アウン・フライン氏や他の軍高官を含め、誰も法の上に立つことはできないという明確なメッセージを送るものです。」
さらに、「この判決は、家族、コミュニティ、文化遺産を失ったロヒンギャの世代に希望をもたらします。国際的な正義が問われる時代において、極めて重要な勝利でもあります」と続けた。
この訴訟は、トゥン・キン氏とビルマ・ロヒンギャ協会によって2019年に提起され、元国連ミャンマー人権特別報告者のトマス・オヘア・キンタナ弁護士が法的代理人を務めた。国連の「ミャンマー独立調査メカニズム(IIMM)」も、今回の捜査に重要な証拠を提供している。
国際的な司法の動きと影響
今回逮捕状が出された23人の軍高官の中でも、ミン・アウン・フライン氏とソー・ウィン氏は最も高位の人物とされる。
この動きは、2024年11月27日に国際刑事裁判所(ICC)の主任検察官カリム・カーン氏が、ミン・アウン・フライン氏に対する逮捕状を求めたことを受けたものだ。ICCはまだ正式な決定を下していないが、アルゼンチンの判決はミャンマー軍事政権に対する国際的な法的追及を強化する形となった。
さらに、この逮捕状は国際刑事警察機構(INTERPOL)に送付される可能性があり、そうなれば加盟国196カ国に対して国際手配が発行されることになる。実際に執行されれば、ミン・アウン・フライン氏らがアルゼンチンで裁判にかけられる可能性もある。
しかし、ミャンマーの警察は国際刑事警察機構の加盟機関であるものの、政治的な事情から逮捕状を執行する可能性は低いと見られている。ビルマ・ロヒンギャ協会によると、軍指導者たちはミャンマー国内では保護され続けるものの、国際的な移動は大幅に制限されることになるだろう。
Ref : Khit Thit
