中国高官がカチン独立機構と北京で会談 国境安定と鉱物資源巡る協議か
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中国高官がカチン独立機構と北京で会談 国境安定と鉱物資源巡る協議か
中国共産党中央委員会のウ・カン氏が、カチン独立機構(KIO)のイン・バンラ議長らと北京市で会談した。会談は12月初旬に実施され、国境地帯の安定化や希少鉱物を巡る協議が行われた可能性がある。
中国政府は長年、国境地帯の安定を重視しており、今回の会談もその一環とみられる。従来、ミャンマーの少数民族武装組織との交渉にはティン・シチン特使が対応してきたが、今回は中国の政治協商会議(CPPCC)中央委員会のメンバーであり、以前にはドイツ駐在の中国大使を務めた経験を持つ外交のベテランであるウ・カン氏が直接関与した点が注目される。
KIO側からはイン・バンラ議長、グン・モ副議長、事務総長ラファイ・ゾロ氏らが参加した。具体的な協議内容は明らかになっていないが、専門家は希少鉱物資源や国境地帯の貿易再開に関する議論が行われた可能性を指摘している。
また、国軍との衝突が激化する中、KIA(カチン独立軍)は12月4日以降、バモーやマンサなどで国軍拠点への攻撃を展開。これにより国境地帯の緊張はさらに高まっている。
KIAが支配するチーフェやソーロー、パンワーなどの鉱物資源が豊富な地域は、中国の経済的利益にとっても重要な拠点だ。今回の会談が、国境貿易ゲートの再開や地域の安定にどのような影響を与えるか、今後の中国政府の動向が注目されている。
Ref : The Irrawaddy News
